三河安城と広島 ②
10/20
午前1時、小木ちゃんが暮らすアパートに着く。小木ちゃんは広島で暮らすようになって3年経つらしいけど、1〜2カ月前に単身赴任してきた人の部屋みたいだった。お酒を飲みながら少し話をして、寝た。
午前9時頃に起きる。このまま帰るか悩んだけど、せっかく来たのでずっと食べてみたかった「ホルモン天ぷら」を食べに行くことにする。3人でアパートを出て、近くのスーパーに入っている喫茶店で朝食。喫茶店の壁がトイレのタイルみたいな材質で色も緑だし不思議だった。
下祇園駅から乗車。
西広島駅で下車。「ズッコケ三人組」の舞台となった土地らしく、駅前に銅像があった。記念撮影などをする。
目的の店「たかま」に向かうため、太田川を渡る。
橋を渡っている時、景色が一気に広がって、天気もいいし、ひさ君と広島来れて良かったなと思った。ちょっと前まで、明日のこと、お金のこととか考えて、凄く憂鬱だったのに不思議だ。
橋を渡り、川添いの道を歩く。すこし街の雰囲気が変わる。
道すがら、せんじがら(豚のホルモン揚げ)の店を見つけたので入る。かなりディープな佇まいだったけど、肉の部位が異なるせんじがらが数種類あって、試食も出来てどれも美味しかった。2種類買ってお土産にした。
たかまに到着。
ずっと食べてみたかったホルモン天ぷら。
野菜天と煮こみも注文。
天ぷらのタレ。辛みと酸味が独特で面白い。
どれも美味しくて、来た甲斐があった。ビールとの組み合わせが完璧だった。
スープが絶品らしいので、次に来た時は頼んでみたい。
お店を出て、ひたすら散歩。広島平和記念公園を通り、街の中心に向かう。
信号待ちをしている時、ひさ君とお互いおんぶ出来るかやってみようとかじゃれあって遊んでいたら、小木ちゃんが「いいな、なんか勇気でるわ」みたいなことを言っていた。年を重ねてもふざけあえる友達が近くにいるのは、もしかしたら希有なことなのかもしれない。
アメリカ村の三角公園的な場所だろうか。夜になると若者がたむろしていそうな雰囲気。
お土産にお好み焼きを購入。UFOみたいな容器に焼きたてのお好み焼きを入れてくれた。広島ではお店でお好み焼きをテイクアウトして、家で食べる文化があるらしい。
2人とも赤い。
小木ちゃんと別れて、路面電車で広島駅へ。
新幹線に乗り、17時頃に京都着。
思いもよらず、旅をした。
そんな日があって良かった。