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2019/6/29 at 京都アバンギルド

bed presents『turn it off-Dear me-』


act/

FIXED

FLUID

odd eyes

bed

my ex

 

7時半に起床。物販をトランクにつめたり諸々の準備をして、10時半過ぎに家を出た。外は強烈な湿度。暑すぎる。市役所近くのスタジオラグで3時間練習。

 

15時にアバンギルド到着。アバンギルドでライブするのは2年ぶりくらい。リハの合間に山口さんやジャックさんと「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」や「山田邦子のしあわせにしてよ」といったテレビ黄金期を代表する番組の話をして大いに盛り上がった。山田邦子とMAX鈴木の顔が似ているという話も出来て良かった。

 

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bed

「完璧すぎる」や「シチュエーション/ジェネレーション」、「誰も知らない」といった曲に通じる、中盤〜後半に高揚感のある展開をもってくる新曲群が素晴らしかった。5曲演奏された内の4曲がジューシー山本氏の歌う曲。長い活動歴の中で、フロント2人の様々な比重が少しずつ変わっていくのが面白い。

 

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ジューシー山本氏はサンダルを履いていた。今、家に靴が一足も無いとのこと。本人がそう言っていたので、多分そうなのだろう。

 

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FLUID

蛍光灯での照明、統一感のある衣装をメンバーが着用している感じは、コンセプトがありそうでないような、正に「京都の大学の音楽サークルで結成されたバンド」としか言いようのないものだ。むしろ、ここまでパブリックイメージとしての「京都の大学の音楽サークルで結成されたバンド」感を醸し出しているバンドはFLUIDしかいない。そして、そのイメージを作り上げたバンドこそがFLUIDであるとすら言える。これは完全な私感であり、共感を得るものではないのかもしれない。だけど、少なくとも僕が2005年に京都へ移り住み、京都でバンドをやったりライブを見る中で感じた「京都っぽさ」みたいなものは、FLUIDに集約されている。『僕の京都を壊して』、FLUIDが主催するシリーズギグのタイトル。この企画が始まった2005年当時の「僕の京都」は、壊すまでもなく消えてしまった気もするし、壊されるべき「僕の京都」は今もずっと存在している気もする。自分自身が壊されるべき価値観の一部であるというメタ的な視点と、そんな「僕の京都」を壊すための行動力を備え持っていたのがFLUID、もっと明確に言うと、ジャックさんだったと思う。ライブを見ながら、とりとめもなく、そんなことを考えていた。

 

FIXEDとodd eyesは、FLUID以上に感想が長くなりそうなので、また追記する。しないかもしれないけど。

 

自分達の演奏はどうだったんだろう。ちゃんと練習してる?歌と演奏が噛み合ってなかったよと、直接言われもしたし、良かったとも言われたけど、自分だけ評価の土壌にすら上がれていないような、取り残されているような感覚を覚えた。

 

打ち上げの時、岡村くんとforth wanderersのtough loveを、歌詞を見ながら聴いた。最後の「When I'm older,I'll grow colder」という一節が良いねと話していて、なんだか少し泣きそうになった。